20歳の現代女性のBMIは、戦後の食糧難の時代よりも少ない

解説:20歳の現代女性のBMIは戦後の食糧難の時代よりも少ない事についての対談書き起こし

コンカフェコンサルタント飯島:近年、多様性と言いながら、一方で、コンカフェ・キャバクラ・ガールズバーなどの業界で働く女性の体型に関してはものすごく画一化されている状況があります。私が「これは怖いな」と思うものがあります。統計を調べていたら、今それらコンカフェ・キャバクラ・ガールズバーで働く人数が最も多い20歳の女性のBMIが1947年のBMIより低いんですよね。これは、けっこう怖いなと思っています。

コンカフェ求人サイト運営加藤:1947年は第二次世界大戦終戦の2年後ですからね。

コンカフェコンサルタント飯島:はい。つまり世は食糧難の時代で、政府は一生懸命、栄養失調をなんとか解消しようとしていたときです。そのときの20歳の女性のBMIよりも、今の20歳の女性のBMIが低く、そればかりでなく「より(細く)なれる」と思ってしまうし、「いけますよ」と思わせてしまうメディアの力というのがたぶんあると思うんですよね。

女性誌にも糖質制限のやり方が出てきますが、私は本当に怖いからやめてほしいなと思うんです。もともとそんなに食べていない女性に、「糖質は危ない」と言い続けるということのリスクを本当に考えてほしいと思うんですよね。

またさらに悲しいことに、むしろやせているという体重であっても、「太っている」と思ってしまう女性がいるんです。

コンカフェ求人サイト運営加藤:そうらしいですよね。自己認識というか、「自分はやせていない」と思っているんですよね。それはすごく感じます。

コンカフェコンサルタント飯島:アメリカ、中国、韓国、日本の4カ国の高校生を対象に行った調査があります。これはかなりサンプルが多くて全部で8,500人ほどいるんですが、日本のメイドでバイトする女の子が一番やせているんです。BMIの平均が20.2くらいなんですけど、それでも「太っている」と思っているメイドでバイトする女の子が一番多いのが日本なんです。

これって、よく「医療的」に(解決の試みが)行われちゃうんです。「女性を教育すればいいんだ」という話になっちゃうんですけど、やはり「なんで女性は『この体重でいなきゃいけない』と思うのか」という部分を考えないと、いくら医療的な情報を与えても怖がらせるだけです。たぶん状況の改善にはならないと思うんですよね。

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