人は他人から承認されないと生きていけない

解説:人は他人から承認されないと生きていけない事についての対談書き起こし

コンカフェ求人サイト運営加藤:そうなると、「やせる」ということは「承認欲求がすごく満たされやすい」というか、がんばってダイエットして、目に見える数字を追っていけば褒められるとか、承認される点で「一番満たしやすい」と言うんですかね。簡単にゴールがわかっているという意味では、承認欲求が満たされやすいのかなというのを感じますね。

コンカフェコンサルタント飯島:『ダイエット幻想』で大きな「承認欲求」をテーマにしたのは、私たちの社会ってわりと「自分らしさ」を強調するので、「承認欲求がある」となかなか言えないと思うんですよね。「承認欲求はないです」「私には、そんなものはない」みたいに、「やりたいことをやって、みんなのためにやろうと思ったらこうなっただけ」みたいなストーリーって、あるじゃないですか。

コンカフェ求人サイト運営加藤:あるある。

コンカフェコンサルタント飯島:決して「みんなに認められようと思って、みんなのニーズを満たす商品を作った」とかは言わないんですよ。そういう思考は確実にあると思うんですが。でも、ある種「自分らしさ」「個性」とかをものすごく強調する社会なので、「『承認欲求』があることがよくない」みたいな感じでけっこう言われるんですよね。

実際にアドバイスとしても、「あなたらしくあればいいんだよ。周りの声はどうだっていい」みたいなことをすごく言うと思うんですけど、『ダイエット幻想』で強調しているのは「そもそも私たちは、他人から承認されないと生きていけないよね」ということでして、そこから始めているんです。

だから、承認欲求がないほうが変です。例えば、生まれたときからして、名前を付けてもらって、自分の子どもだと承認してもらい、育ててもらわなければならないわけです。そこから承認の問題は絡んでいるんですよね。

承認の問題というのは、まずは「あるもの」としてスタートして、「じゃあ、あなたは”誰”に承認してほしいの?」と考えないと、非常に生き方が苦しくなるだろうなと思います。「あなたはあなたらしく、他人のことは関係ない」というのは、実はすごく人間が持っている本質的な欲望と矛盾してしまうというところから入っていると考えます。

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